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 ぼそり3◎第9回(平成14年11月11日)
『29年の軌跡』


 先日、テレビを見終わったあとに少々手持ち無沙汰になって、なんとはなしに両腕を伸ばし、手首から先を甲の方を上にして、わずかに反らせてしげしげと指先を眺めていました。見ているうちに、なんだか右手の中指の先がちょっと曲がっているように見えました。錯覚かな? 改めて丁寧に見ると、第一関節あたりでキュっと曲がっています。左手もそうなのかな? 今まで気がつかなかっただけで、中指とはそういうものなのかな? 左手の中指も注意深く観察してみました。左手の方は、右を見たあとではきれいにまっすぐに見えます。もう一回、右手を見ました。やっぱり、キュッと角度がついていました。

 右手の中指に目立つペンダコがあり、人差し指の第二関節の下にも目立ちませんがタコがありますので、なんかやっぱペンとかを持って用事をすることが多いもんだから、そのときの力具合によって年月をかけて徐々に曲がってったのかなーと、多分そうなのだろうとその場では納得しました。

 しかし、現代社会においてはペン等を手にしての作業を長期に渡って行っている人の人口はかなり多いはずです。肩凝り解消グッズが種々様々に販売され、作業の負担を軽くする効果のある軸の太いペンも開発されている実情はその証拠であり、そんな証拠を提出せずとも実際そうなんだっていうことは自明の理。ならば、利き手の中指の先が若干カーブしているというのは、実はごく普通のことなのかもしれないですね。【K】


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