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ぼそり3◎第12回(平成15年3月28日)
『論考癖、再び』
僕には、webページを巡っているとしばしば遭遇する幾つかの「分からない」があります。それは往々にして掲示板やチャットのログで見かけられる簡略化・図形化された表意的(というのもどうかしらというのもありますが)な文字と記号の混合物、もしくは約物および専門的記号のその本来の意味を意図的に忘却した上で純粋に図形的要素へと還元し、それをシンボル的もしくはキャラクター性のある形状に再構成してなにがしかのニュアンスを持たせた混成記号体であることが多いです。以下に、幾つか例を上げて検証を試みようと思います。
■ex1 『(爆)』
書き込みの内容に対して、書いてはみたもののなんだか恥ずかしいようなしようのないようなものであるなーと感じてツッコミを自分で入れているということなのだろうなぁと思うのですが、では爆は何の略なんでしょうか。爆破でしょうか、爆死でしょうか。いずれにしても激烈な単語です。その激烈さとはうらはらになんだかちょっとブリっとしたニュアンスも感じられ、いったいどうなんだい、と感じたりもします。とはいえナニは使いようです。タイミング次第で高い効果が望めそうな気もする、というと人が好すぎるでしょうか。
■ex2 『(謎)』
読んでるこっちの方にとってこそ「謎」です。最近頻繁に耳にする「ワケわからない」「ありえない」という言い回しの短縮型であると思われる場合もあり、『(爆)』同様に対自己ツッコミである場合もあるようです。いずれにしても、他者の発言へのレスポンスの文末に添付して使用する場合には、文章の流れの配慮に欠ければ喧嘩売ってるみたいになりますので危険です。あるいは、書いてはみたものの自分の発言内容への理解が若干不足していて、なおかつうまく文章をしめくくることができないというスキル上の問題もあり、その二点が無意識にパッケージングされた強制終了的文章完結装置、というのが大半ではないかという分析も可能ではないでしょうか。それは、イジワルがすぎるでしょうか。ちょっとくらいイジワルだっていいじゃないか。
■ex3 『@(。_。;)』
これで合っているのかどうか分かりません。おぼろな記憶を元に試行錯誤の果てに再現したものです。おそらく、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。アタシの知ってるのとほんのちょっとだけ違う、という言葉は聞きたくありません。
これは、たいていの場合このあとに続いて半角カナでメモメモと書かれている顔文字です。メモメモ、と普通に全角仮名文字で書けばいいじゃないか、と見るたびに感じてしまいますが、それも五十歩百歩でしょう。なんかためになることを聞いたので、その想いを伝えよう、有り難い気持ちを伝えよう、というのは殊勝ですけれども。顔文字が嫌いということはないですが、なんかコレも大した事象でもないことをことさらに強調したあげくにブリっているように思われ、その行為と動機に疑問符が十重二十重と浮かんできます。
もちろん前提条件次第で受け止め方も許容態度も変わってきます。告白すると、もしも某あややが使ていたら、アリかなーと思わざるを得ないという心証は認めざるを得ません。
とまあ、そんなことを考えていると良い暇つぶしになります。でも寝る前にやると頭が冴えてきて寝つけなくなります。(激爆)【K】
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