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 ぼそり3◎第17回(平成16年2月5日)
『沈黙の匡体』


 パソコンに関するトラブル例の中には、ずいぶん初歩的な見落としだと感じるものが幾つかあります。
例えば『電源が入りません』があります。原因の一つとして『本体の電源プラグがコンセントに入っていない』となってたりします。んなバカな、自分でセットしてんだから気づくだろ普通、と思ってられたのは昨日まで。同じようなことを、先日やってしまいました。

 突然、Macの外部スピーカーから音が出なくなってしまいました。スピーカーとアンプをつなぐプラグが半抜けてるのかなと思い、確認。しっかり入ってます。では、元の方か。Mac本体とスピーカーをつなぐプラグを確認。しっかり入ってるようでした。スピーカーのトラブルかと思い、本体からプラグを抜きました。これで本体のスピーカーが反応するはず。でも、本体のスピーカーまでもが無反応。ハードの故障? いやいや、ソフト的な問題でこうなることもあります。まず、サウンドのコントロールパネルを開いて内容を確認。ゲームなどの独自のサウンド設定のあるソフトを使っているときに、なんかの拍子でたまたま押したボタンがサウンド設定を変更したりすることがあります。でも、別に内容には問題がない。次に、システムフォルダ内の初期設定からサウンド、システム、コントロールバーの各初期設定を外して再起動。こういう場合、これで回復することがあると以前何かで読んだことがあります。再起動後、消音ボタンと音量ボタンをチェック。しかし変化なし。印象として怪しそうな機能拡張内のApple Audio Extensionを外して再起動。こういった拡張書類のわずかな破損、という可能性もなくはない。再起動後、また消音ボタンと音量ボタンをチェック。でも、頑固なまで変化なし。

 イラスト製作やインターネットがメインの使用目的なので、音が出なくてもさみしい以上の不便はなさそうですが、出てたものが出ないのはやはり落ち着かないものです。そして、ことここに至るとなんとやらん負けん気が増してきます。それが高じてOSのレストアまでやりましたが、まだ音は出ません。これは本体内のオーディオボードがいかれたのかもしれん、今までハードの故障だけは先代の7600も今のG4も一度もなくきたのになぁ、当たりを引き続けてきたことが密かな自慢だったになぁ、と確証のない推測から派生する自己憐憫で手前勝手にガッカリ。こんなとき、ハードはさっぱりなので見ても分かりっこないのに本体の蓋を開けてみたくなります。実際に開けてみました。別に、変わりはないようです。メモリーも、きちんと差さっています。関係ないけど、そういう点を見てしまいがちです。いよいよ何故か分からなくなってきて、ついついトラブルと関係ないに決まってるであろう小さなホコリクズを取り払ってみたくなります。実際に取り払ってみました。さて、どうしたものかと思いつつ、蓋を閉めてもう一度本体に接続しているスピーカーのプラグを確認。すると、ちょっとゆるい。半分くらい差さってるという感じの手応え。でも一応差さっているからか本体のスピーカーは反応せず、とはいえ半抜け状態なので外部スピーカーも反応しないのか、と僕のゴーストがささやきます。しっかり差し込んで再度チェック。

音、出ました。
トラブル発生の4時間余のちのことでした。

 どの段階で直っていたのか、それとも実は初めからそういうことだったのか。今もって、まったく分かりません。とにかく、僕のこの4時間余を実あるものにせずにはおけない。こんなことは、僕で最後にして欲しい。その想いから、この場にてそんなこともあったという御報告をいたしました。お役に立ったら内緒にしてください。ちなみの僕のMacは、OS.9で動いてます。念のため。【K】


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